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オニバス自生地

オニバスジセイチ

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永い眠りから目覚めた奇跡の水草  オニバス自生地

県内唯一の自生地が出現

利根川の堤防移動工事のため、埋め立てられていた越中沼が昭和57年に水路の改修や、平成元年からのパイプライン工事により、再び越中沼が出現。眠っていたオニバスが目をさまし、以来、毎年巨大な葉を広げ可憐な花を咲かせ、県内では唯一のオニバス自生地となりました。

昔は食用に栽培されていたことも

オニバスはスイレン科の巨大な浮葉の一年草です。沼などに生える水草の仲間で、5月頃から水底の種子が発芽し、6月頃から矢じり型の幼葉を伸ばします。7月頃になると、トゲのある丸い葉を拡げるようになり、浮葉の直径は2メートル近くにまで生長することもあります。植物全体に大きなトゲが生えていることから、「鬼」の名が付けられているんですね。埼玉県のレッドデータブックでは、絶滅のおそれがある植物の中でもっとも危険としている絶滅危惧1A類に指定されていて、7月下旬頃~9月上旬頃まで、早朝に赤紫色の可憐な花を咲かせます。午後には花を閉じてしまいますので、見学は朝がいいですね。

この種子は面白い性質を持っていて、一部は翌年の春に発芽しますが、残りは数年間に分かれて発芽するそうです。その理由は、環境異変による絶滅の危機から身を守るからだそうで、翌年発芽するものと、長い期間を経てから発芽するものに分かれているそうです。また、水が干上がった冬季に種子が直接空気に触れて刺激が加わることで発芽が促されることも知られています。そのために自生地の状態によってはオニバスが多数見られる年と見られない年ができることがあるのです。オニバスはその昔、飢饉に備え全国で栽培されていたとも言われ、種子や葉柄は食用にしていたそうです。

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名称 オニバス自生地
所在地 加須市飯積付近  [地図]
料金 無料
ホームページ
アクセス方法 (その他) JR「新古河駅」から徒歩20分。新古河駅からタクシーで5分
駐車場 駐車可: 15台
自生地から200メートルの場所に無料駐車場あり

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