昔ながらの建物をそのまま使った酒蔵
秩父の名峰武甲山を酒銘とした武甲正宗の醸造元・柳田総本店は、江戸中期の宝暦3年に創業した歴史のある酒蔵です。現在の建物は、八代目亀吉翁が酒造蔵、穀蔵、枯らし蔵と数年に渡って築きあげ、また店舗は、さらにその先代の遺構といわれ、今日の秩父谷に残る最も古い店構えの面影を残しています。酒造りは常に良質の水が要求されるので、より良い醸造水を求め、数度の移転を経てここに店を構えました。
平成16年には、この店舗が国指定登録有形文化財に指定されており、店内には安倍首相の「国酒」と記された書も展示されています。