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旧太田家

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水運で栄えた八潮の賑わいを今に伝える文化財

河岸問屋だった当時にタイムスリップ

河岸問屋だった当時にタイムスリップ

首都圏を横断する圏央道と縦に走る常磐道・首都高。それらが交差する三郷ジャンクションからほど近い場所にある旧太田家。近くにはおよそ200本の桜の木が連なる綾瀬川放水路があり、現在は個人宅の敷地内に保存されていますが、毎月第3土曜日限定で公開されています。太田家は、江戸時代中期より続く河岸問屋で、二合半領や八條領から買い集めた米を各地の米問屋などに販売していました。また、日光道中の脇往還である下妻道と八條の渡しの接点にあったことから、往来する人々の休憩や宿泊などの施設として旅籠も兼ねていました。太田家については、文政 6年 (1823) 頃八條村を訪れた津田大浄がその著『遊歴雑記』に「太田家といえる酒楼ありて往来する人ここに憩はざるはなし」とその賑を記しています。

県内でも数少ない町屋建築の主屋

県内でも数少ない町屋建築の主屋

平成11年に八潮市指定有形文化財に指定された現在の主屋は、寄棟造の木造二階建て瓦葺き、出桁構造で、八潮では珍しい町屋建築の建物となっています。一階の本建部分は間口 7 間・奥行 9 間で表が店と客座敷になっていて、裏に生活空間と作業場があり、平屋の作業部分の小屋組みは、梁行を二重梁とした和小屋構造になっています。

南半分を占めるミセは、土間、板敷、畳敷の三間からなり、かつての交差道路に接した南面と西面はすりあげ戸の店構えをとり、広く開放できる仕組みを残しています。現在は、米、油などを扱っていたこともあり、使われていた道具などが一部展示してあります。

主屋の2階部分は、8畳、10畳、12畳の3室があり、旅籠の東端には1尺5寸幅の縁側がつき、その縁伝いに1階の小屋裏に出られるような隠し戸の細工がなされていますこれは、当時襲撃などがあった際に、この隠し扉を抜けて、屋根裏の秘密通路を通り、外に出て裏の川へ逃げるという避難通路の役割を果たしていたようです。

白漆喰が美しい蔵

白漆喰が美しい蔵

白漆喰が美しい外観の蔵は二室に分かれていて、右側の部屋は1階が板敷きの部屋で、二階部へは急勾配の階段が設けられ、左側の部屋は2階まで吹き抜けの板張りにナマコ板で補強されていました。内部には宿泊用として使用されていた食器類やひな人形など様々なものが保管されています。

復元の際には旧材を利用し、もとの板壁、板敷き、外壁は荒廃が進んでいたため土壁は白漆喰に下見板が施されました。

主屋は安政の大地震の時に普請中で、その後改築されたと伝わっていますが、移築時の内部に施された意匠や部材から19世紀ころのものと考えられるそうです。

太田家住宅は、市域では珍しい町屋建築であり、江戸期の八條地区の賑わいを今日に伝える貴重な文化財として平成11年3月30日に主屋と蔵が市指定文化財に指定され、その後、中川河川改修にともない平成19年6月に現在地に解体復元されました。

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名称 旧太田家
所在地 八潮市八條3732 [地図]
営業時間
定休日 【開館時間】
    毎月第3土曜日の10:00~14:00
連絡先 八潮市立資料館 (048-997-6666)
料金 無料
入館料:無料
ホームページ
アクセス方法
(その他)
電車/

東武伊勢崎線「松原団地駅」下車,東口の東武バス「松01ピアラシティ行き」で「八条橋西詰バス停」
アクセス方法
(自動車)
車/

 東京外環自動車道「三郷」JCTより約10分
駐車場 駐車不可

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